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【キャリア・学習編】:【第21回】SOCアナリスト向けのおすすめ演習環境(TryHackMe, Blue Team Labs, ELKなど)

目次

1. なぜ演習環境が必要か?

SOCの仕事は「ログを見て攻撃を見抜く」ことが中心ですが、知識だけでは身につきません。

  • 実際に手を動かしてログを分析する
  • 攻撃と防御の両方を体験する
  • 現場のツール(SIEM/EDR/SOAR)に触れる

これらを通じて初めて「実務で通用する目」が養われます。


2. おすすめ演習環境

(1) TryHackMe(Blue Team系ルーム)

  • 特徴
    • ハンズオンでSOC演習できるラボが豊富
    • 「Blue Team Labs」「SOC Level 1」など実務に近いシナリオあり
  • 例題
    • SIEMログを分析して不審な認証を見つける
    • フィッシングメールからIOCを抽出する
  • 利点:初心者でも進めやすく、実際のSOCワークフローを疑似体験可能

(2) Blue Team Labs Online (BTLO)

  • 特徴
    • SOCアナリスト向けに特化した演習環境
    • 実際のインシデントに近いシナリオを再現
    • 事件対応フロー(監視 → 調査 → レポート)をトレーニング
  • 演習例
    • Windows Event Logsから不正ログインを発見
    • EDRのプロセスツリーを解析しマルウェア感染を特定
  • 利点:就職や案件応募の面接で「実際にやった」とアピールできる

(3) ELK Stack(Elasticsearch, Logstash, Kibana)

  • 特徴
    • OSSで自宅にSOCっぽい環境を構築可能
    • SIEMの仕組みを理解するのに最適
  • 練習方法
    • Sysmon(Windowsの詳細ログ)を収集 → Kibanaで可視化
    • IDS(Suricataなど)を組み合わせて攻撃検知を試す
  • 利点:無料で試せて、SIEM構築スキルも習得できる

(4) Splunk Free / Splunk Fundamentals

  • 特徴
    • 実際に多くの企業SOCで利用されているSIEM
    • Splunk Fundamentalsの無料教材あり
  • 練習方法
    • ApacheログやWindowsログをインポート
    • SPLクエリで異常検知ルールを作成
  • 利点:Splunk経験は求人で高評価につながる

(5) クラウド環境(AWS / Azure / GCP)

  • 特徴
    • 各クラウドのセキュリティログを実際に触れる
    • AWS CloudTrail、Azure Sentinel、GCP Security Command Center
  • 演習例
    • 不審なAPIコールをCloudTrailで調査
    • Azure SentinelでImpossible Travelを検出
  • 利点:クラウドSOC案件の需要が急増しており、即戦力につながる

3. 学習の進め方(ロードマップ例)

  1. TryHackMe:SOC入門レベルを体験
  2. Blue Team Labs:実務に近い演習を反復
  3. ELK or Splunk:実際にログを集めて検索・可視化
  4. クラウド環境:AWS/Azureのログ監視を実習

👉 「机上の知識」から「手を動かす」へ進むことで、面接でも「実際に演習してます」と自信を持って話せるようになります。


4. まとめ

  • SOCアナリストを目指すなら ハンズオン演習は必須
  • TryHackMeやBTLOで「実戦シナリオ」を練習
  • ELKやSplunkで「ツールの使い方」を習得
  • クラウド環境でも演習して「最新のSOC」に対応
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